スキニーパンツを履くと血行に、そして体に悪いです。でも買うときと履くときの注意点を守れば履けないわけではありません。
スキニーパンツが体に悪そうで履けないという方もこの記事を読めば、できるだけ体への負担を軽くしながらスキニーパンツを履いて、おしゃれを楽しむ方法がわかります。
スキニーパンツが血行に悪いのは事実
スキニーパンツを履いて活動すると足が必要以上に締め付けられる時間が長いので血行に悪いです。
さらに、血行が悪くなったり、体を締め付けることで様々な悪影響が体にでる可能性があります。
足が冷えやすくなる
血行が悪いと冷えの原因になります。
足はもともと血行不良になりがちな部位ですが、これがスキニーで締め付けられると余計に冷えやすくなります。
むくみ、疲労の原因になる
また、血行が悪いと余計な水分が足に溜まり、それがむくみを引き起こします。
血行が悪いので疲労物質も足に溜まってしまい、足の疲労感がとれづらくなることもあります。
皮膚トラブルの可能性もある
スキニーを履くと通気性の悪いデニム素材が肌に密着する状態が続きます。
そのため、汗をかいて肌がかぶれたり、デリケートゾーンにかゆみなどを引き起こす可能性があります。
胃や腸などの内臓にも悪影響がある
お腹まであるハイウエストタイプのスキニーだと足だけではなく胃や腸も圧迫されます。
胃が圧迫されると胃酸が食道に逆流し、胸焼けなどを引き起こす逆流性食道炎が起きたり、腸を圧迫すると腸の機能が低下し便秘が悪化したりします。
スキニーパンツが原因で発生した健康被害
世界ではスキニーパンツを履いていたことで健康被害が発生しています。いくつか例をご紹介します。
足の感覚がなくなり、入院する
2015年、スキニーパンツを履き続けたことが原因で、一時的に足がまひして入院するという事故がオーストラリアで発生しました。
この女性はスキニーパンツを履いた状態で長時間座って作業をしていました。
その結果、スキニーが血行を妨げ、足が腫れてしまい、神経が圧迫されたので足先が動かせなくなってしまいました。
この女性は4日後退院をしていますが、一歩間違えれば足が壊死したり、障害が残ったりする可能性もありました。
参考記事:CNNニュース「スキニージーンズが原因で入院騒ぎ、しゃがみ続けて血行悪化」
スキニーパンツが引き起こした膀胱炎
イギリスの新聞でもスキニーパンツを履いていたことによって女性が膀胱炎になった事例が紹介されました。
医師の説明によると膀胱が炎症を起こしていた原因はスキニーを履くことで下半身の通気性が悪くなり、さらに締め付けられるので膀胱部分が温まり、膀胱内の雑菌が勢いよく繁殖したことでした。
過度にスキニーを怖がる必要はない
スキニーを履くことで起こる可能性のある健康被害を紹介しましたが、過度にスキニーを恐れる必要はありません。
スキニーで血行が悪くなって、体に影響があるのは事実ですが、それがすぐにオーストラリアの女性のような大きな健康被害につながる可能性は低いからです。
スキニーを履くときに注意することは3つ
スキニーパンツを履くときには以下3つに注意しましょう。
それぞれ説明します。
きつすぎるスキニーは選ばない
スキニーを購入するときは必ず試着しましょう。試着で少し無理あるサイズ感だったり、履いていて足にしびれを感じるものは買わないようにしましょう。
また、生地はできるだけストレッチ素材のものを選ぶことをおすすめします。ストレッチ素材なら多少きつくても体に合わせて伸縮するので、体への締め付けも最低限になるからです。
スキニーを履いてずっと同じ姿勢でいない
スキニーを履いた状態でずっと同じ姿勢でいるのはやめましょう。
ずっと同じ姿勢でいることでもともと下半身にかかっている圧力が分散しないので、控えるようにしましょう。
適度に動くことで血行を促進する効果も期待できます。
履く頻度を考えて履く
スキニーを履く頻度を減らしてみることも検討してください。
毎日スキニーを履いているようだと、それだけ血行が悪い状態が継続してしまいます。
少し頻度を減らして、足に血が通いやすい日も作ってみましょう。
スキニーは血行に悪いけど注意点を守ればOK
スキニーが血行に悪く、その影響で体にさまざまなことが起きるのは事実です。
しかし、大きな健康被害につながるのはレアケースなので、この記事の注意点を守ればそんなに心配しないで大丈夫です。
少しスキニーがきつくて履きにくいときには体型補整効果のある着圧レギンスをスキニーの下に履くのもおすすめです。
なぜなら着圧レギンスはスキニーと違って最初から締め付けることを考えて作られているので、締め付け効果で足を細く見せられるのに、締め付け過ぎを心配する必要がなく安心して細見せファッションを楽しめるからです。
スキニーを履くのは心配だけど、細見せはしたい!ということならぜひ着圧レギンスを検討してみてください。